
ありゃりゃ!比較的、温度の低い場所だからと安心していたら・・・・
この子達の親カマちゃんは、
昨年、産まれないだろうと思っていた卵嚢から産まれたベビー達。
飼育する予定ではなかったのですが、産まれた命だからと育てていました。
でもって、必然的にタマゴも生むわけですよ。
そんな卵嚢がいくつかあって、本日の突然の出来事です。
今年は、とても育てる余裕がありません!
お仕事パソコンの周りは、自転車達で飼育スペースは皆無ですから、
そこで、急遽。当麻のパピヨンシャトーさんへTEL!
快く、引き取って頂いて、ホッと一息です。
一息ついでに、生態飼育館を見学です。
虫少年だった私も今は、チャリ好きオヤジに変身。
でも、外国産のカマキリやクワガタを観ていると、やっぱり、楽しい!
皆さんも、当麻のパピヨンシャトー。如何です!?

昨年、飼育していたペアからの二世達ですね。
実は無性卵だと思い放置していた卵嚢から、20匹だけ産まれちゃたんですよ。
それが今年の7/17。それから約2ヶ月で成虫になったカマちゃん達です。
無事、成虫になったのは丁度、オス・メス4組の8匹。
でも、現在は6匹に?そうです。ドジなオス2匹がメスのお食事に・・・
それも、交尾という使命も果たせずにです。
残り、貴重な2匹のオスで、無事、2匹のメスに交尾完了!
あとのメス達にも、無事に交尾してくれヨ。喰われずにね。
ところで、このカマちゃん達と、これから産むであろう卵嚢。
更に、そこから産まれるチビカマちゃんを育てる自信がある方には、差し上げます。
当然に、生餌しか食しませんから、それを確保できる方に限りますので・・・
現存の親達でも、軽く年を越す長寿ですので、それなりのご覚悟を!
■画像:PENTAX K100D


もりもり食べて、もりもりウンチもするので本日は飼育ケースの清掃です。
ちなみに、カマちゃんのウンチは2,3ミリ程のまぁ~るい固形のもので、乾燥していて臭いません。

個々の塊に何十匹もの卵が産まれていて、発泡のようなもので寒さから守られています。
室温で保存して置くと、ふた月ほどで赤ちゃんカマが生まれてしまうので、もうしばらくしたら冷所に保管します。
本来は、北海道に生息しないハラビロカマキリですから、間違っても屋外に放してはいけません!
この2つの卵塊から生まれて、成虫まで成長するのは2,3匹程度でしょうから、野外での自然定着はムリでしょうが、
だからといって、放してはアライグマやセイヨウマルハナバチの問題と同じになりかねません。


通常だと、同じ飼育ケースに入れるとアッ!と言う間にメスの食事になるのがカマキリのオスの常。
当然、飼育ケースという自然界からすると極めて狭い空間が、その頻度を高めるのだけれども、
ところが、このメスカマちゃんときたらオスカマが交尾を迫る度、強烈に嫌がって振り払います。
そして、普通ならそんな空気の読めないオスはムシャムシャとエサにされちゃうんですが、が、が、が・・・
全く、興味を示さないどころか、エサのコオロギ君なんかも、余程、食が細いのか、
たま~にしか、捕えなく。それも、モソモソと上品にお食べになります。
まるで、良家のお嬢様のようなご生活ですな。
そんな、お嬢様に変化が・・・
一昨日、出張から帰ると3匹居るはずのオスカマちゃんの数が、合いません。
と、ケースの底をみると頭と片カマのみ食されたオスの残骸が、お嬢さんが少しだけ頂いたようです。
そして、どうやらそれは、以前から何回もしつこく交尾を迫っては、とうとう、成し遂げたオス君。
そして、昨日から交尾をする為に、無事お嬢さんの背中に乗っていた別のオス君も、
今朝ほどお食事にされちゃいました。やはり、胸のあたりをチョットだけですけど・・・・
残るは、画像のオス君のみ、検討を祈る!
それにしても、2匹のオス達は、その生涯をオスとして無事に生きたんだと思うけど。
どうせ、お食事にされるのなら、キチンと残さず食べられる事が本望なのでは?
さて、画像の彼は思いを遂げて、無事、逃げ延び生還出来るでしょうか?
ちなみに、茶色がお嬢さんで、緑が彼ですが、彼は触覚を見れば判るとおり、超緊張中です。


当初の予想では、先月末か今月頭には成虫になると踏んでいたんですが、自然は計算通りには行きません。
今朝起きたときには、「まだかよッ!」と思っていたら、3時間後にはコノお姿に!油断しました。
この状態は、無事に脱皮して足腰がしっかりした後に、羽を伸ばす最終段階です。
良く観ると、複眼の間から出血が!大丈夫かいな?チョット心配だけど、
ま~、明日の夜には完全にカラダも固まって、無事にエサの虫ちゃんをバリバリと貪ってくれるでしょう。
そして、体長は7cmでした。オオカマキリの♀は9cm以上にもなる個体がいますから、
ずいぶん小さいように思われるかもしれませんが、その名の通りタテに短い分、ヨコ幅があるので、
胸から頭にかけての大きさは、オオカマキリに匹敵する大きさなんです。
10日ほど前から、既に成虫になっている♂達も交尾ができるまでの成熟にあと僅か、
この♀も2週間ほど、成熟するまで待ってから交尾と相成るでしょう。
それにしても、色と言いカタチと言い、獲物を捕らえるカマの部分は、まんま毛蟹の脚ですね。


当初はすべて♀かも?と、思っていたのですが、♂が3匹となる予定です。
何故、♂、♀の判断予想が誤ったかというと、ハラビロカマキリ特有の問題がありましたね。
つまり、オオカマキリの場合は、終齢に近づくと明らかにその体格差と触覚の長さの違いが出ます。
それに反して、ハラビロカマキリは、その差が著しく乏しいんですね。
おまけに、オオカマキリと違い、ハラビロカマキリの♂は♀より1回脱皮回数が少なくて、
成虫になるんですね。
そして、2匹の成虫♂の体長は約6㎝。オオカマキリの♂よりはるかに小ぶりです。
でも、毎日バッタちゃんをモリモリ食べて、♀の成虫への脱皮とレディとしての成熟を待ちます。
うまく交尾が行われると、2世の誕生が期待できるでしょう。
でも、ハラビロカマキリは、その殆どの♂は交尾中、或いは交尾後に♀のお食事へと・・・・
オオカマキリだとその頻度は、かなり低くて、多くの♂は脱兎のごとく♀から逃走できます。
さて、わが家の♂たちの運命は如何に!


成虫前の最終段階まで、脱皮を繰り返して元気に成長しています。
バッタ君をメインデッシュに、モリモリ大きくなっています。
わが家に初令の幼虫として来たのが7/24日ですから、順調な成長ぶり!
1cmに満たないカラダから、すでに5cm以上のカラダへ・・・・
ところが!???今朝までグリーン色だったカラダが、仕事から戻ってみると!
見事な枯葉色に変身していました。
無論、茶色の個体もいるので別段、驚いたことでもと思うでしょうが、
通常は、脱皮を繰り返す中で、徐々に変化していくものなんですヨ。
ところが、この個体はほんの数時間で変身した事になります???
一瞬、死んでしまったか?と思ったくらい、生き物って不・思・議ですね~!


7/24日に貰われてきてから、順調に成長・脱皮を繰り返して、約3cmまで成長。
ちびっちい茶色虫から、グリーン鮮やかな凛々しい姿に・・・・
しかし、6匹のうち。一匹は突然死、さらに一匹が脱皮失敗の後に、仲間のお食事へ淘汰。
残り4匹となり、徐々に雌雄の判別がつきそうなサイズになってきましたヨ。
成長の差が大きい固体どうしでは、10日以上の差が生じ始めていますけど、
この分で行けば、成虫までは後一ヶ月と言ったところでしょうか?
その後、紳士・淑女になって交尾できるまで一ヶ月として、
完全に自然界のエサ供給は無理だろうな~


脱皮のサイクルとしては、毎日お腹イッパイの虫ちゃんを頂いての場合。一週間弱と言ったところでしょうか?
自然界では、常に満腹するほど、エサに巡りあえないでしょうから、もう少しサイクルは伸びるでしょう。
でも、北海道産まれのこの子達は、おそらく一ヶ月以上の遅れで産まれたので、
自然界でのエサが、消えないうちに成虫になって欲しいので、タップリと虫ちゃんを与えます。
果たして、自然界に残された子カマキリちゃんは、どこまで生存していて成長しているのでしょう。
我が家のカマちゃんは体長は2cmを超えて、自分とほぼ同じ大きさのエサにも
躊躇なくアタックして、ムシャります。
カマちゃんのお陰で、早朝のエサ虫捕りを兼ねた。眠気覚ましのお散歩が日課に・・・
